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無数の水玉がもたらすのは狂気か、それとも安寧か【草間彌生 我が永遠の魂】

投稿日:2017/05/19 更新日:

六本木にある国立新美術館にて、「草間彌生 我が永遠の魂」を鑑賞してきました。
※本企画展は、5/22(月)で終了しています。

我が家では桃さんが以前より草間彌生さんのファンで、それを知っていたワタシが「AIは草間彌生を超えることはできるか」というニュースサイトの記事で偶然この企画展を知り、観に行くことにしました。

上記記事にもあるように大盛況で、我が家が行った日は、チケット購入・入場・ショップレジがそれぞれ40〜50分待ちという状況でした。

チケット購入はネットで済ませておいたので、幸いチケット購入の待ち行列は回避することができました。

「水玉の服を着てる人はほとんどいないね〜」なんて話をしながら列に並び、入場してすぐにあったのが、真っ黄色の壁紙に掲げられた、この企画展の題字と草間彌生さんの写真でした。

草間彌生さんは、この力強い眼差しが印象的ですね。

次のコーナーでは少し小さめの空間に、とても大きな、太陽と山の絵と、草間彌生さんのメッセージがありましたが、ここは写真撮影不可でした。

山の絵は、特にどの山と明記はなかったと記憶していますが、冠雪と思しき表現や広い裾野から、富士山なのかな?と思いました。草間彌生さんは海外にいらした期間も長かったと聞いていますが、やはり日本人が山を描く時は富士山が浮かぶものなのかもしれませんね。

草間彌生さんのメッセージは、最期の瞬間まで、芸術をしていたい、前衛的でありたい、という希望というのか、決意というべきなのかわかりませんが、ハッキリとした意志が伝わってくるものでした。

次のコーナーに足を進めますと、壁一面に草間彌生さんの絵があり、中央には大きなオブジェがある、この企画展で最も大きな空間が広がっていました。

ここのインパクトがすごくて、遠目で見ると一面の水玉模様なんです。

それから、この大きな空間をぐるりと囲む形で、草間彌生さんの初期作品や絵以外のオブジェなどの作品、映像作品などが展示されているコーナーがありました。

残念ながら、こちらは撮影不可でしたが、草間彌生さんの歴史のようなものが垣間見えた気がしました。初期作品は写実的な作品も結構あったようですが、その後は生と死や性に関する作品が多かった印象です。そして、それ以降や最近の作品ですと、大小無数の水玉が目を惹くようになります。

この水玉、正直言って、ワタシはこの無数の水玉模様にやや不安な気持ちを抱きます。数の多さに圧倒され、狂気に近いものがあると感じます。集合体恐怖症の方でしたら、かなりキツイのではないかと推察しますが…。

草間彌生さんにとっては、水玉はどんな存在なのでしょうかね。
来歴を拝見しますと、幼い頃から悩まされていた幻覚などを絵にするようになったとのことですが、水玉があることで草間彌生さんにとっての世界は満たされるのか、それとも水玉は世界にまぎれこんだ異分子のようなものなのか…。

いずれにしましても、今回の企画展を観て、草間彌生さんの芸術に対するまっすぐな姿勢と、生み出された数々の作品が人の心を打ち、評価につながっているだなと実感しました。

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猫さん

桃猫家の夫です。 プロフィールは こちら。 桃猫家.net では、運営やデザイン等の総合プロデュースとクルマやテクノロジに関する記事の執筆をしています。

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